「はてしない物語」

2011年10月11日
「はてしない物語」


これはある日僕がふらっと図書館に立ち寄った時にであった本だ。
1ページ目を開いた瞬間、出逢わざるを得ないなと肌に感じた。

まずこの物語のキーワードが「本」なのだ。
本が大好きな僕にとって本に関する内容と言うのは、
運命と行っても過言ではないだろう。

さて、ざっとストーリーを。

*。・☆。・゚。

本が大好きな少年はデブで虐められていた。
そんなある日、とある古本屋さんにて
「はてしない物語」と言う本に出会う。

少年は、最初は背景を想像をしながら、
非現実的な内容に堪能しながら読みふけていた。

しかし途中で、この本は主人公自身を呼んでいるのだと気づく。
そして…本の中に入り。
虚無に襲われた本の中の世界――ファンタージエン国の滅亡を救う。

*・。☆゚・。・

正直…、正直だ。
ミヒャエル・エンデは神だと思った。
幼い子が読もうが大人が読もうが、この本の伝えたい事はきっと伝わると思う。

自分自身を見失うとどうなるか。
全て自分が正しいとは限らない…ということを。

この物語は、ファンタジーであり、
その中に現実味もあり、人情や愛情、友情。
亀裂...そして滅亡。

主人公は幸福と困難の狭間に居るのだろう。

一通り目を通した程度だと、
これは滅亡の国を見届けたただの切ないファンタジー物語。

だが、違うのだ。
主人公ではなく「はてしない物語」を読む現実の人間、
つまり、君たちや僕の人生と重ね合わせて読んでみるとよく分かると思う。

是非読んでみて欲しい。
児童書を甘く見てはならない事がしかと分かるのではないか。

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